Swimming Conditions

天気が微妙でも、たいてい泳げます 柏崎市の遊泳可否基準を、正しく読み解く

「天気予報に雨マークがついている。海はやめたほうがいいかな……」——この時期、いちばん多いご相談です。でも、ちょっと待ってください。泳げるかどうかは、雨では決まりません。柏崎市が遊泳の可否基準をきちんと公表していて、それを読むと「泳げない日」は思っているほど多くないことが分かります。この記事では、鯨波海水浴場の海の家〈タローズビーチ〉が、その基準を正直にご紹介しながら、どんな日なら安心して来ていただけるかをご案内します。

まず結論:赤旗が出るのは、傘がさせないほどの風が吹いた日です

柏崎市は、遊泳の可否を3段階で公表しています。浜に立っている旗の色と対応しています。

区分波の高さ海の状況
遊泳可はためく程度さざなみ〜0.5m波がなく、水の透明度が良い状態
遊泳注意風速6〜9.9m0.5〜1.0m雨などで土砂が流入し透明度が悪く、白波が立ち始めている状態
遊泳禁止風速10m以上1.0m以上白波が立ち、消波ブロックの上を波が襲う状態

※ 柏崎市「海水浴場の遊泳の可否基準」より(2026年8月現在)。柏崎市公式ページ ↗

ここで注目していただきたいのが、遊泳禁止のラインである「風速10メートル」がどのくらいの風かです。

気象庁の分類では、風速10メートルは「やや強い風」。体感でいうと風に向かって歩きにくく、傘がさせないくらいです。「ちょっと風があるな」という程度では、まったく届きません。

波の1メートルも同じです。夏の鯨波でふだん目にする波は、これよりずっとおだやかです。

💡 裏を返せば、こういうことです。傘がさせないほどの風が吹き、白波が立って消波ブロックを波が越えるような状態——そこまで荒れて、はじめて赤旗。逆にいえば、そこに達しない日は遊泳禁止にはなりません。

雨が降っていても、泳げます

意外に思われるかもしれませんが、上の可否基準に「雨」という項目はありません。判断されているのは風と波です。雨が関係してくるのは、大雨で土砂が流れ込んで水が濁ったときと、雷を伴うときです。

つまり、しとしと降る程度の雨なら、海には入れます。考えてみれば当たり前の話で、どうせ濡れるために来ているわけです。

  • むしろ空いています:雨予報の日は人が減るので、駐車場も席もゆったり。同じ料金で、静かな海を独り占めできます
  • 日差しが弱まります:照りつけがないぶん体力の消耗が抑えられます。お子さん連れにはこれが意外と大きい。ただし曇りや小雨でも紫外線は届くので、日焼け止めは続けてください(熱中症・日焼け対策ガイド
  • 屋根のある席で待てます:降ったりやんだりの日は、席で待って、晴れ間に入る。この使い方ができるのが海の家です

「予報が微妙だから」とキャンセルされる方が多いのですが、朝の予報だけで決めてしまうのは、けっこうもったいないと思っています。

そもそも、夏の日本海はおだやかです

「日本海=荒れている」というイメージが強いのですが、あれは主に秋から冬にかけての姿です。海水浴シーズンの7〜8月は、まったく違う表情をしています。

実際に来ていただいた方から「思っていたより穏やかですね」と言われることが本当によくあります。鯨波は遠浅で波もやさしい浜です(遠浅・波・水深ガイド)。

ただし、この3つのときは入らないでください

ポジティブな話ばかりしてきましたが、ここだけは正直にお伝えします。この3つは、例外なく守ってください。

  • 赤旗が出ているとき:迷う余地はありません。海の家や砂浜での過ごし方に切り替える日です
  • 雷が鳴ったとき:これは基準以前の問題です。音が聞こえた時点で、すでに危険な範囲にいます。すぐ海から上がり、建物か車の中へ。砂浜も危険です。小降りになっても戻らず、最後の雷から30分ほどは待ってください
  • 台風が近いとき晴れていても危険です。台風が遠くにあっても、そこで発生した波がうねりとなって先に届きます。気象庁によると、高いうねりは数千キロメートル離れた場所でも観測されることがあり、うねりは台風本体より先に到達します。周期が長いので浜から見るとおだやかに見えますが、浅いところで急に高くなり、引き波も強くなります(気象庁「台風に伴う高波」↗
⚠️ 台風のうねりは「空は晴れて風もないのに、波だけ高い」という形で現れます。いちばん油断しやすい状態です。台風情報が出ている日は、天気ではなく波の予報を見てください。

出発前に、ここだけ見ておけば大丈夫

  1. 気象庁で風と波を見る(これがいちばん早いです):基準は風速と波高の数字なので、予報を見ればご自分で判断できます。風速10メートル未満、かつ波の高さ1メートル未満であることを確認してください。風が弱くても波が高い日はあります(台風のうねりが典型です)。かならず両方を見て、片方でも超えていたら入らないでください(気象庁 新潟県の天気予報 ↗
  2. 柏崎市の「遊泳の可否」ページ:ライフセーバーが常駐する浜(鯨波・東の輪/西番神・番神・石地)の可否が掲載されます(市内海水浴場の遊泳の可否 ↗
💡 市のページの掲載はライフセーバーの常駐日のみ更新されます(2026年の常駐日は7月11〜12日・18〜20日・25〜26日・8月1〜2日・6〜16日)。「赤旗と出ていない=安全」ではないので、常駐日以外は上の1(気象庁の風と波)と、現地に着いてからの海の様子で判断してください。

もし遊泳禁止でも、鯨波に来る意味はあります

ここがいちばんお伝えしたいところです。「泳げない=その日は台無し」ではありません。

荒れた日本海は、単純に迫力があります

波が高い日の日本海は、それ自体が見ものです。内陸ではまず見られない景色なので、安全な場所から眺めるぶんには、いい思い出になります。

席でゆっくり過ごせます

座敷席で寝転がる、ダイニングバー席で海を眺める。泳がない日のほうが、かえってのんびりできます。お子さんのお昼寝もできます。

食事は変わらず楽しめます

本格タイカレー、チャーシュー麺、かき氷、オリジナルのクラフトビール。海を見ながらの食事は、泳いでも泳がなくても同じ価値があります(メニューガイド)。

夕日は、天気が悪い日ほど劇的です

雲があるほうが空が焼けることもあります。日本海に沈む夕日は、この浜のいちばんの贅沢です(夕日ガイド)。

柏崎の室内スポットや日帰り温泉に切り替える手もあります(雨の日・海が荒れた日の過ごし方周辺観光と日帰り温泉)。

⚠️ ひとつだけ。波が高い日は、岩場にも近づかないでください。磯遊びは穏やかな日の遊びです。荒れた日の岩場は、砂浜よりも危険です。

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よくある質問

雨の日でも海水浴はできますか?

できます。柏崎市が公表している遊泳の可否基準は、風と波の状態で判断されており、「雨」という項目はありません。雨が関係するのは、大雨で土砂が流れ込み水が濁ったときと、雷を伴うときです。しとしと降る程度の雨なら海には入れますし、むしろ人が少なく駐車場も席もゆったりしています。日差しが弱く体力の消耗が抑えられる利点もありますが、曇りや小雨でも紫外線は届くため日焼け止めは続けてください。降ったりやんだりの日は、海の家の席で待って晴れ間に入る、という使い方もできます。

海水浴場が遊泳禁止になるのは、どんなときですか?

柏崎市の基準では、風速10メートル以上、または波の高さ1メートル以上で遊泳禁止(赤旗)となります。風速10メートルは気象庁の分類で「やや強い風」にあたり、風に向かって歩きにくく傘がさせないくらいの強さです。白波が立ち、消波ブロックの上を波が襲う状態が目安になります。逆にいえば、そこまで荒れなければ遊泳禁止にはなりません。なお突風・雷・大雨のときも遊泳は禁止されます。(2026年8月現在の柏崎市の公表による)

今日泳げるかどうかは、どこで確認できますか?

まず気象庁の予報で風速と波の高さを見てください。風速10メートル未満、かつ波の高さ1メートル未満であることが目安です。風が弱くても台風のうねりで波だけ高い日があるため、かならず両方を確認してください。雷や大雨のときも入らないでください。あわせて柏崎市のウェブサイトで、ライフセーバーが常駐する海水浴場の遊泳可否が公表されます。ただし掲載は常駐日のみ更新されるため、「赤旗と出ていない=安全」ではない点にご注意ください。当日は浜の旗の色と、レスキュー・海の家スタッフの指示にしたがってください。

台風が遠くにあれば、海に入っても大丈夫ですか?

これは大丈夫とは言えません。台風が遠くても、そこで発生した波はうねりとなって先に到達します。気象庁によると高いうねりは数千キロメートル離れた場所でも観測されることがあり、うねりは台風本体より早く届きます。周期が長いため浜から見るとおだやかに見えますが、浅いところで急に高くなり、引き波も強くなります。「晴れていて風もないのに波だけ高い」ときが、いちばん危険です。台風情報が出ている日は、天気ではなく波の予報を見てください。

遊泳禁止の日でも、海の家は楽しめますか?

楽しめます。荒れた日本海は内陸では見られない迫力のある景色ですし、座敷席で寝転がる、ダイニングバー席で海を眺めるなど、泳がない日のほうがかえってのんびり過ごせます。本格タイカレーやチャーシュー麺、かき氷、オリジナルのクラフトビールといった食事も変わらず楽しめます。夕日は雲がある日のほうが劇的になることもあります。ただし波が高い日は、岩場にも近づかないでください。

雷が鳴ったら、どうすればいいですか?

すぐに海から上がり、建物か車の中へ避難してください。雷は基準以前の問題で、例外なく中止と考えてください。音が聞こえた時点ですでに危険な範囲にいます。水面だけでなく砂浜も危険です。小降りになっても戻らず、最後の雷から30分ほどは待つのが目安とされています。当店の建物にも避難していただけます。

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